ダラダラと続く登り坂 鬱蒼と茂る木々 一歩一歩 足を運び 外界遠く 登り来て 上に見えるものが 少なくなった 一本道 登るだけ登れば あとは 下るだけ 坂道は 平坦になりつつ いつのまにか 下り坂にさしかかる あれ いつ峠を越えたのか どこが峠だったのか あ…
冬の走りの夜 澄んだ大気を吸って 見上げる空は ずっと高い 移る季節 風と光のなかで 私は世界と一体になり 大地に立っている 人の世の 欲にまみれた濁りを 浄化するように 落ち葉を焚く 煙がたなびいて 深まる秋の 匂いを放っている この美しい光景を 何度…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。