2016-12-04 まわれ涙よ 詩 #詩 花びらの先から垂れた雫は 地に落ちる 終わってしまったと思ってはいけない かなしい気分になんかならなくていい 宇宙から降り注いた光と雨と大気と すべてが集まって 花びらに雫がひとつ生れたのだ それが転がって 地に染み込んで 足元を巡り巡って 僕らを取りかこむのだ そして僕らもまた地と空と星の回転の助けとなって 身体をまわし、命をまわしていく だから心がグルグルまわるのは当たり前なんだ フラフラするのは当たり前なんだ ちょっと酔ったら寝そべって星を見ていたらいいんだ