2017-04-04 逆張り人形 詩 #詩 夢想する自分が肥大し 現実の自分が矮小し 美しいものを求めて 小さなキズに拘泥し 人の輝きに近づいて 影ばかり気にかけ 自身は影に身を隠して 光を求めている 逆に逆に 裏に裏に 回って回って 操り人形のように 踊り踊らされ 自分らしくいきたいと 人とつながる糸を切っては 踊れなくなり 痩せて意固地なヒトガタが ただ一つ残り 未だ希望が捨てられず 体がただ朽ちてゆく この体 どう弄ろうか