2017-09-10 緊縛と弛緩の安堵 詩 #詩 片腕を枕代わりの うたた寝の安楽 頭の重さ 圧迫される腕 血流が止まり 痺れる手前 鬱血の不快感が襲う 姿勢を変えた刹那 腕に血が巡りはじめ たちまち不快は解消し 腕にあたたかさが戻る 緊縛から緩和へうつる 安堵と安楽 身体は常に 不快で危機を知らせ 危機を脱した後 快楽がおとずれる その巧みな機構に 人は頼り 支配される