コーヒー

コーヒーは黒いけど真っ黒じゃない

苦くて苦すぎず
渋くて渋すぎず
酸っぱくて酸っぱすぎず

カップ一杯二杯飲むなら
美味しくて
本も読めるし
話も弾む

三杯四杯
五杯六杯
飲み続けると

いつしか動悸が高まり
胃が重くなって
飲み過ぎを後悔する

それでもコーヒーが飲みたくなるのは
コーヒーが美味しいからだ

もうコーヒーを飲まないと
関係を断ち切らないのは

コーヒーの良いところを
よく知っているからだ

どんなくアクが強くたって
苦くたって
コーヒーは良いものなのだ