2018-04-04 屋台に上がる 詩 #詩 煙がモクモク 立ち上り 肩ぶつけ合う すし詰めの丸椅子で 狭く 熱く うるさく きれいでもなければ 居心地も良くない 人々は 張り合うように 酒をあおり 串をむさぼり 欲望をむき出す 落ち着きと無縁の 場末の屋台 焼台の煙を浴びているだけで 苦悩も葛藤も 吹き飛び 考えることすら 忘れてしまうような 活気に当てられ わけも分からないまま エネルギーが充填される