たくさんの物事が
見えて
聞こえて
見たくないもの
聞きたくないことに
蓋をして
閉じて
籠もって
自分だけ見ていると
必ず
自分のことも嫌になってしまう
何もできない
邪魔者
こんなもの
要らないじゃないか
そりゃぁ
世の中の大概のものは
あってもなくてもいいもんだ
無くなったからと言って
世界は破滅しない
少しくらい困ったり
悲しんだりする人はいても
生きているうちに
手を差し伸べられなくて
人が死んだら
死んだ後も
やっぱり同じように
世界は回っていく
誰だって
首相だって天皇だって
いなくなったら
誰かが代わる
他人の命は替えがきく
自分の命は替えがきかない
それだけが
唯一無二の真実で
意味だの
価値だの
考えたって
仕方がない
やりたければやれば良いし
やりたくなければ放って置く
真面目に生きなければ
何かやらなければ
あとで後悔する
そんな強迫観念には
囚われないで
無為でも
不毛でも
好きなように生きれ
