2018-07-27 ヒダル神憑く 詩 #詩 酷暑の陽を浴びて 三十分 顎に汗滴り 虚ろな目 空腹も渇きもなく 何も口に入れたくない 動けず ただ汗流れ ダルく 億劫 考えたくない 考えられない 頭痛からの ホワイトアウト そして 寒気 ガチガチと鳴る歯 震える身体 尿意 痙攣 失神 冷たいタオルと 点滴で 還ってきた ヒダル神に憑かれたのが 山道だったら いまごろ 死んでいただろう