2018-08-23 灯台の下 詩 #詩 突き出た半島の そのまた突端に 小さい白い塔ひとつ 波に洗われ 風に吹かれて なびく芝生を 馬が喰んでいる 海には水平線 陸にはなだらかな 緑の丘 何もない風景が 心を解き放って どこまでも行ける 自由と どこまで行けるのかという 不安と ない交ぜになって ただ波の砕ける音だけを聞きながら 立ち尽くしている