2018-11-05 閉じてゆく年 詩 #詩 今年も 野球が終わって 酉の市が立てば あっという間に 歳末の気配 毎年 何事かあり 日常は さざ波を立てながら うつろう ホロホロと 崩れる砂上の家 シワが増え 目がしぼみ 弱る体 弱れば 弱るほど 一日が大切になって 平穏に安堵し 暮れる年に しみじみと 感慨を抱く 何事もないのが 有難いという 人生のコクと渋味