書く

書くことは
生きるのと同様
必然性がない

だが
当人にとって命は
絶対であるように

書くこともまた
生きることになり

むやみに
放り出したり

投げ捨てられる
ものではない

書く

なぜ
どうして
何のために

書く

誰のために

書く

わたしのために

書く

生きるために

生まれて
生きているんだと

わたしが
実感するために

わたしが
わたしでいて良いのだと

私自身で
認められるように

書く

なりふり構わず

書く

時を削り
魂を燃やして

書く

いつだって
どこでだって

書く

生きている限り
自分の言葉で