連鎖の常

良いこと

悪いこと

 

順番に訪れることはない

 

天災も人災も

ちょっとしたミスも

行き違いの不愉快も

 

悪いことは重なって

続けざまに訪れる

 

ああ

嫌な流れ

 

灰色の世界から

血が滲む

 

傷ついた皮膚に

塩が塗られ

 

疼きは大きくなり

痛みだす

 

分かっている

こんなことは

 

耐える

不運が通り過ぎるまで

 

亀のようになって

曇天の最中を

 

様子を窺いながら

耐えて

 

変わらず

晴れを信じながら

 

分からずとも

息が詰まろうとも

 

こんなときは

これまでもあったのだから