2021-02-13 夜明けの鉄工場 #詩 詩 暗黒の空に 焼け爛れたる赤味差して 煙を吐く 機械だけの 鉄に覆われたジャングル パイプと 錆びたパイプと 壊れたパイプしかない 溶かし 叩き 煙吹く不夜城 ひと気なき闇夜に 鳴り響く轟音は 地獄の底の咆哮 変わらずに 朝が来る 朝も夜もない この鉄塊に 陽が差し ピカピカと 光った