嘆き

絶望と諦念の連鎖

刹那的快楽への逃避

 

いくらでも

繰り返してきた

 

この地獄の輪廻から

抜け出すことが出来ず

 

同じところの

堂々巡り

 

車を回す

ハムスターのごとく

 

分かっていても

他に何も出来ない

 

繰り返すしかないのか

 

谷間から

空の青を見上げ

 

抜け出せない己を嘆き

疲れて

飽きて

飯を食って寝て

 

起きると

また思い出したように

嘆く

 

もう疲れたよ

 

どうしてこうなった

 

社会のせい

自分のせい

 

そんな理由をつけて

何かを責め

納得しようとしても

 

虚しさしか感じない

心が出来上がってしまっている

 

ああ

もうダメだ

 

ダメにしかならない

 

だって

どんどんダメになってきたから

 

抜け出したい

 

このまま死ぬ前に