文章

苦しんでいる文章

戯れている文章

 

嬉しそうな文章

悩ましい文章

 

その内容とは

違った顔の文章のかたち

 

不器用で

舌足らずで

過剰で

 

上手く操れない

 

そんな隙間を

誤解され

曲解され

攻撃されて

 

臆病になり

無口になっていると

 

たちまち

厚顔な輩が伸してくる

 

得意であれ

苦手であれ

 

解釈は常に伴い

文体は批判の下に晒される

 

どれほど臆病でも

用心深くても

 

止めてはいけない

 

欠点のない文章は

いつだってつまらないし

 

つまらない文章に

価値は生まれない

 

1000人に嫌われて

1人が褒めてくれると信じ

 

いくら苦しんでも

味わって

書け