2022-01-04 美しい山の辺 #詩 詩 もう 何も 為さず 終わるのならば 焚き火を囲み 山の辺の夕日を眺めて 終わりたい 山肌を照らす落陽 木の燃える匂い 山陰は暗くなり 寒さが迫る その中で ほんのりと 温かい光が チロチロしている焚き火 一日が終わり 薪もあらかた燃えた 消えるのを惜しみ 冷える体をそのままに 火を見つめている あの時の心地を 最後にして