回帰

離れては戻り

戻っては出てゆく

 

飽きて

居られなく

 

しかし

居場所がない

 

循環こそ

もっとも重要な運動で

 

出て戻る度

少しずつ

刷新される

 

停滞を恐れ

退屈にうんざりし

 

非日常には

居続けられない

 

そんな回帰を

続け

 

回帰に飽き

別の循環をはじめ

 

再び回帰していく

 

そのような輪廻の輪を

いくつか形成し

 

遊星のごとく

行き来しては

 

時を経て

己を回していく