2022-04-24 夢のあと #詩 詩 夢は 遠かった 夢だと 分かったら すぐに覚めてしまった なつかしく なまめかしく 羊水に揺られるごとく ふわふわと おぼろげで かたちのない きおくのような 幻覚とも 妄想とも おぼつかない 感覚の残滓である しかし 確かに もとめていた 何かだった