覚えてなくて
妙な誤解をされている
違う
違うんだ
自分が言いたいのは
そういうことじゃないんだ
相手はただ笑うだけ
誤解を解きたくて
必死になればなるほど
自分のことが滑稽に
見えるらしい
声が大きくなり
ついに叫ぶ
爆笑される
叫んで叫んで
涙を流して訴える
相手も
涙を流すほど
笑い転げる
違う
笑うな
そう叫んで
目が覚める
ああ悪夢
理解されない悔しさ
自分のちっぽけさ
滑稽さ
必死に泣いて訴えても
周りがニコニコしてるだけの悲劇
もしかしたら
赤ちゃんも
絶望するのかもしれない
