大きな流れの中に

川面に浮かぶ葉のように
ぷかぷかと

ある時はゆるやかに
ある時は激しく

流れているのか
流されているのか

自覚さえなく

巡り合う風景も
交差する流れも

操作などできず
支配もされず

決して留まることなく
流れていることだけが事実で

息をつき
四肢を伸ばし
世界を見れば

いづれは大海に向かう
時の中で

脈打つ拍動が
ただ
今を伝える