かつていた
文学の友よ
どこへ行った
どこまで堕ちた
形なき
紙の上の精神を
追い続け
お前は
何を得たか
文字の羅列に酔い
言葉の魔力を信じ
文学に
夢を託していたお前
今でも
文章を読んでいるか
文学を信じているか
道半ば
隠れるように
去っていったお前
諦められたのか
若き日の志を振り払えたのか
砕けた夢は
今
お前の悪夢になっていないか
お前
お前よう
お前の好きな文学を
お前はまだ好きでいるかよう