余生

刹那的な快楽に

身を浸し

 

それだけしか

してこなかった

 

コツコツと積み上げて

世間の評価や

社会的な地位を

得てこなかった

 

積み上げても

虚しかったろう

 

今でも

虚しい

 

良いものを書くとか

エゴ以外に生きることなんて

できるのか

 

このままでは虚しい

だが

他に何があるのか分からない

 

ならば

一時の熱中を

突き詰めるくらいしかないか