今日も明日も
明後日もその先も
続く現実に
安堵を覚えながら
失望している
このままでいてほしいと
思いながら
このままではだめだと
考える
失望を成長や変化によって
希望に変換する作業に
子供の頃から
慣らされてきて
成長が見込めなくなった時
絶望の影が近づき
それは人生の終焉を
予感させる
死
すなわち
すべてを無に帰す
事実こそ
人を逆に駆り立て
恐れさせ
最後には
飲み込む
最後の結果は
分かりきっているのだから
それまでの人生は過程であり
過程である今が
最も大切であり
それは未来の何事かに
意味づけるという遊戯とは
独立して
価値を見出すべきものである