焼け跡を求める者ども

世界は

理知によってではなく

蛮勇によって変わるのか

 

その行動が

喝采を浴び

 

主体となった愚行者は

非難に耳をふさぎ

 

賛同者を

周りにはべらせ

 

悦に入って

正義を吠える

 

たった100人の支持者によって

数万人が地獄に落とされる

 

言葉は

都合よく解釈できる

 

変革する者は

あら探しに必死となり

 

欠点を上げては

変えなければならないと連呼する

 

どんなところにも

短所があるのだから

 

どこからでも

文句は言える

 

それは正義と言う名の糾弾

 

自己点検も自己反省もない

自己賛美だけの

自己証明

 

そこには

草一つ生えない

 

許容精神の反対にある

劣化した潔癖だけを求める

排他精神