コンベアーのベルト
同じモノの
同じ場所に
同じように加工して
次を待つ
延々と
繰り返す
流れ作業
体の
同じ部分が痺れ
脳が痺れる
いつ終わるのか
休む暇もない
同じ作業
同じ毎日
ただ自分の人生を
削り取られるだけじゃないかと
不安が満ちて
夜寝入り
朝起きれば
考える間もなく
出勤して
あとは
何も考えられない
自分が役に立っているのか
この自分ではなくても
何の支障もない仕事
存在を忘却させる作業
いつか機械に代わられるまで
自ら機械にならねばならぬ
どうして
オレは一日の
3分の1
いや
2分の1
いや
休日以外のほとんどを
明け渡さなければ
ならないのだろう
