旅に打たれて

街から街へ

移動を重ね

 

休む暇なく

動き食べ

 

慣れない蒲団で

雨をしのぐ

 

旅の疲れ

 

それでもなお

旅は楽しく

 

日頃

溜まった心の疲れは

 

旅でしか

癒せない

 

知らない土地

知らない言葉

知らない食べ物

 

刺激が神経を疲弊させ

目が回るほど

動き回ったとしても

 

旅を止めるなど

考えもしない

 

時と土地に

打たれ

全身で浴びて

 

また一つ

変わるのだ