秋とともに
仕事がきて
寝る間も惜しむほどの
忙しさ
追われ追われて
くたびれきって
まったく
心は充実しない
ただ作業を繰り返す
ロボットになっただけ
消耗している時
仕事を消化している時
なぜか心は閑として
退屈している
忙しいのに
暇で
やることは多いのに
何もしていないのと同じ
心躍る時を求めながら
檻に閉じ込められた動物のよう
この欲求が枯れてしまう前に
押さえつけられたバネが死んでしまう前に
飛び上がるのを
忘れないように