自棄の時期

ああ

もうたまらない

 

堕ちていく

 

欲望のまま

 

抑えきれず

こらえきれず

 

いつまでも

どこまでも

 

ひたすら

堕ち続ける

 

自制など忘れた

着実な歩みなど考えたくもない

 

ただ欲望だけが

体に残り

 

半端なまま

くすぶり続けていた

 

どうにかしなければならなかった

 

堕ちるしかなかった

たとえ埋もれようと

 

渇きを満たさねば

飽きるほど

浴びるほど

呆れるほど

 

我を忘れて

行き着かなければ

 

始めることすら

出来なかった