感情に任せ
ドライブしている最中
脳の芯に響く
快楽が駆け巡る
怒り狂っても
泣き叫んでも
喜び弾けても
同じように
高揚と快楽は訪れ
そのまま
言葉を発し
身を躍らせたなら
取り返しのつかぬ
後悔に苛まれる
それほどに
愚行と分かっているから
理性は
常にわたしを支配する
それでも
感情は
弾ける隙きを窺い
二つの張り合う糸の上で
わたしは踊らされている
狂う快楽も
抑える理性も
賢く生きるか
気持ちよく生きるかの
違いでしかなく
賢く生きられないなら
馬鹿を見たって
気持ちよく生きたいと願うのも
無理からぬ事で
小さなつまずきから
自暴自棄となり
目先の小石を蹴飛ばすように
感情のフックに掛かり
大きな未来を
台無しにしてしまう愚行を
愚行として
片付けられないもどかしさを
年を取るほどに抱え
今日も
匿名掲示板で
レスバトルしているのであった
