詩のない日

悩みもない

苦しみもない

 

なんの問題もない

 

ただ一つ

詩が書けない

 

平穏な日常に

思うところもなく

 

情熱がほとばしる瞬間も

感情を露わにする刹那も

 

どこにもない

 

変化なく

安定した今が

いつまでも続く

 

大切な何かが欠損しているのか

 

詩は

逡巡を補完する何かなのか

 

詩は

幸せの下では必要ないのか