2020-09-27 酒場天国 #詩 詩 壊れた体で飲む酒は 背徳と自由が 染み渡る どこを見渡しても 一人の金持ちもいない テレビの相撲中継を眺めながら 焼酎を煽る 無愛想な親父 酒焼け顔の野球帽 怠惰と欲望と 持て余した人生 たっぷり浪費して 酒を飲む うまい 時が止まった酒場で 酔いが回るまで ひたすら俯いている 頭が痺れれば天国 いつだって 世界は楽しい